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  • 2017.06.08 Thursday
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    4月6日(木)受付リーダー目標と報告

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      目標

       本日は近隣の他の眼科がお休みが多いため、新規の患者様で混雑するかと思いますが、カルテ作成や診察へのご案内が遅れることのないように受付スタッフで協力して業務を進めます。

       また、新人スタッフが何をしているかを把握して、時間ごとに診察補助リーダーの古市さんと相談することで適切な人員配置になるようにします。

       

      目標達成率 80%

       

       本日は来院数は少ないものの、初診の方、メガネを作りたい方が続けていらっしゃることがありました。診察やどの検査からご案内するのがベストなのかよく考えた上で待ち時間をご提案し、カルテ準備は他のスタッフと協力して迅速に行いました。

       また、スタッフが多い午前診療中から指導の時間を作ったり、診察補助に入ったりすることで、新人スタッフが効率よく新しいことを覚えて実践できたと思います。

       

      當房 知子

       

       

       

      ためしてガッテンでも紹介された緑内障のOCT(光干渉断層計)検査

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          緑内障は先進国の失明原因の中でも重要な疾患の一つです。失明寸前までほとんど自覚症状が出ない事や、眼科医が本気で見つけようとしないと見つけようとしないと診断し損なうと言う点で問題です。

         

         診断には色々な検査が必要ですが、視野検査は特に重要です。しかし、視野検査は薄暗い部屋で長時間集中して行わなければならず、患者さんもスタッフも疲労困憊となります。おまけにビミョーな結果になると確定診断もつかず、再検査でまた別の日に長時間頑張らなければならなくなります。もともとうちのクリニックには緑内障の患者さんが非常に多く、視野検査の予約待ちが9ヶ月先!』と言う事態にまでなりました。

         

         しかしOCTを導入し、特に黄斑部のGCC解析と言う方法によってその日のうちに診断がついて治療方針が立てられたり、人間ドックで緑内障が疑われて来院し、その日のうちに病気が否定されて安心してお帰りになる患者さんがたくさんいて、私たちは大変喜んでいます。


         現在私たちのクリニックでは1ヶ月に600人以上の患者さんがOCT検査を受けています。 


         緑内障と白内障、OCTについては下記のサイトをご覧下さい。


        http://www.eyecareclinic.info/wp/teachme/glaucoma.html


        http://eye-kajiwara.jugem.jp/?eid=100 コチラ コチラ

         

         1年ほど前の事です。私の医学部時代の同級生のお母様が、息子から紹介されて私のクリニックにいらっしゃいました。子供の時から高度近視で、眼科に行くと視力を測られるのがいやで大人になってからは全く受診した事がなく、視力が低下して不自由をしてもずっと我慢していたというのです。いよいよ不自由になって白内障の手術の相談をしたいという事でいらしたのでした。確かに白内障はあったのですが、末期の緑内障を合併していました。手術をして白内障はきれいに治ったのですが、緑内障のため視力は0.1止まりでした。他の病気と違って緑内障は周辺部視野から見えなくなるため、中央が見えていれば不自由しません。しかし中央部を使っても0.1という視力しか出ないという事は、既に中心部以外はほとんど光りさえ感じないという末期的な状態です。想像してみてください。真っ暗闇の中に針の穴ほどの光が見えるだけ。しかもその穴から見る世界は、メガネをかけても何をしても視力は0.1しかないという状態です!付き添いがいなければ、歩く事もままなりませんし、家事をする事も出来ません。これが末期の緑内障です

         

         繰り返しますが、内障は末期まで自覚症状がありません。『私は大丈夫』は全く根拠がありません。しかも、うちのクリニックでは20歳代前半の緑内障がたくさん見つかっています。『お年寄りの病気』と思われていますが、病気自体は若い頃に始まっています。進行予防が出来る病気ですから、最も大事な事は『早期発見、早期治療』です。OCT検査を受けて病気と正面から向き合う事が大切です。



        眼科かじわらアイ・ケア・クリニック

        東京都墨田区太平4−1−2
        オリナスモール4F
        〒130-0012
        TEL&FAX 03-3626-1928

         

        院長の考える、クリニックの「定義」とは?「目標」とは? – 「感動を呼ぶ眼科」「大切にしたい眼科」

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           2011.9.1(木) 院長


           先日、アニメ「もしドラ」の第1回を眼科スタッフと一緒に見た後、みんながクリニックの定義について色々と考えをブログに書いてくれました。「もしドラ」で[「川島みなみ」は「野球部の定義はみんなを感動させること」、「目標は甲子園に行くこと」と宣言しています。私たちの眼科は何を目指したらいいのでしょうか?!

           

           私、院長が考える「クリニックの定義」はズバリ!「みんなを感動させること」であり、目標は「日本で一番大切にしたい眼科クリニックと思っていただくこと」です。みんなを感動させるにはどうしたらよいのでしょうか?それは間違いなく「ニーズを先読みする」事です。患者さんの主訴に注意深く耳を傾けることに始まり、どのような説明を求めているのか、どのような言葉をかけてほしいのか、と言った医療・看護上のニーズだけでなく、当クリニックのスタッフは患者さんが話しやすいように患者さんより低い視線でお話を聞いているし、待合室が暑くないか、冷房が効きすぎていないか、手を洗う洗面台周りが散らかっていないかなど、この私が感心するほど気を配っています。私も診察室では、たとえ短いやりとりの中でも一人一人の患者さんのその日の気分を読み取って、「何をしてあげられるのか」汲み取って差し上げられるよう努力しています。初診の患者さんにとっては特に大事なことです。


           あるスタッフは「クリニックの定義」をこんな風に表現してくれました。

          「『患者様に安心や感動を与えること』と定義しました。」(MTさん)

          「『患者様に付加価値のあるものを与え患者様を幸せにするための組織』と定義します。当たり前のサービスや財、利益を提供することでは、誰もが幸せになり満足するとは言えないと思うからです。思いがけない付加価値のあるものを提供することが、関わる全ての人を幸せにする事だと思いました」(NKさん)

           

           私たちが患者さんたちを大切にすることによって、結果として患者さんたちがこの眼科クリニックを大切にしたいと思っていただけると信じています。


          眼科かじわらアイ・ケア・クリニック 錦糸町駅前オリナス内

          東京都墨田区太平4−1−2
          オリナスモール4F
          〒130-0012
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          目がゴロゴロ!異物シリーズ(2)まつげ&髪の毛まで入れる人が!

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            2011.5.27(金) (院長)


             SEさんは67歳の女性です。上の瞼のあたりの異物感を主訴に来院されました。

            「何かゴミが入った時のような感じですか?」

            と聞いても

            「いえ、そうじゃないんです。日によってかなり痛い日とそうでない日があるんです。
            普通にしているとそうでもないんですが、顔を洗おうとするとゴロゴロして痛いんです。」

            というのです。

            眼科は目の奥の病気でない限り、直接見ることで診断が比較的つきやすい疾患も
            多いのですが、私はそういう病気でも患者さんの言葉だけを頼りに
            病気を予測して当たるかどうかを楽しむことがあります
            (もちろん患者さんが多いときはそんな余裕はないのですが)。
            このときも、患者さんがちょっと変わったことを言うので、
            問診に時間をかけて推理小説を楽しむようにあれこれ病気を連想していました。

              痛みの度合いから考えて、やはり異物が入っている可能性が高いとは思ったのですが、
            「顔を洗おうとするとゴロゴロ痛い」という状態はどういうことか解りませんでした。
            そしていよいよ患者さんの目を見てみたのです。
            見た瞬間はまつげが何本も入っていたので「良くこんなに沢山自然に入ったもんだな」と
            思ったのですが(写真1)、念のため上の瞼をひっくり返してみてビックリ!
            まつげよりも少し色の薄い長〜いものが入っていたのです(写真2)。
            「なんだ、これ?」と思って観察していたのですが、
            外観からして髪の毛としか思えないのです。


            睫毛毛髪 
                     写真1                  写真2

             何はともあれ、ともかく早く異物を除去して患者さんを楽にしてあげようと、
            鑷子(せっし。ピンセットのこと)でつまんで取ってみました。

            そうしたらどうでしょう!

            まつげの方は少なくとも
            56本絡まり合っており、それを引っ張り出そうとしたら
            先ほど上の瞼の裏側にあった長いものがするすると一緒に取れてきたのです(写真3)。
            しかも、引っ張っても引っ張ってもなかなか出てこず、
            全部取り出してみたら髪の毛の方は何と
            5cm近くもあったんですよ(写真4)!
            患者さんに見せたら、自分の異物に唖然として声も出ない様子でした。
            そして、むやみに感謝されてしまいました。
            珍しいものを見せていただき、感謝したいのは私の方でした。



            除去中取り出した異物
                     写真3                  写真4

             結局、顔を洗おうとするとゴロゴロしたというのは、
            顔を洗おうとするときに目をつぶると眼球が瞼の下で上転するので、
            上の瞼の奥に入っていた髪の毛の先端に角膜(黒目)が当たるからだったのです。
            皆さん、ヘンなものを目に入れないで下さいね。




            眼科かじわらアイ・ケア・クリニック

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            若いのに緑内障!でも前向きなYさん、頑張って!(2)「それでも前向きなYさん。医師が最も救われる瞬間。」

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              JUGEMテーマ:日記・一般


               その後Yさんは、ある理由で半年ぐらい来院できなくなったのですが、
              その後は毎
              月、30°、10°、60°と視野検査を行って詳しく病状がわかってきました。
              (その(1)はコチラ


               眼圧の振れ幅が大きく、他の患者さんより頻回に眼圧測定を行っていますが、
              毎回診察室に入ってくるときはとても幸せそうな笑顔で会いに来て下さいます。
              眼科の診察中は、「あちらの方向を見て下さい」とか、
              「目を大きく開いていて下さい」などと色々指示しなければならないのですが、
              診察中もとても協力的で助かります。

              病状や検査結果について私が説明しているときも、じっと説明をお聞きになり、
              最後まで聞き終わってから質問されます
              (患者さんの中には、私が一生懸命に説明をしている途中で話の腰を折って
              質問し始める人がいます。
              人は、話し始める態勢になった時には、その前の瞬間から
              既に相手の話を聞いていないものです。
              つまり私の話の腰を折っているときには既に私の言葉は耳に入っていないのですから、
              私が質問に答えたらまたはじめから説明を繰り返さなければならないのです。
              私が最もいらいらする瞬間です)。

               次にどのような検査をするか、いつ頃来院して頂くかなどについてお話しすると、
              「はい、わかりました!有り難うございました!」と、
              こちらがびっくりするくらい元気にお返事をして、また笑顔で診察室を出て行かれます。
              そのときの
              Yさんの表情からは、「きっちり丁寧に診察してもらった」という安心感と
              満足感が伝わってきます。
              この瞬間こそ、私たち医師が最も救われる瞬間です。

               残念ながら、私たち医師がどんなに力を尽くしても治らない病気が星の数ほどあります。
              せっかく診察を受けて検査をいろいろしてもらっても、
              それが不治の病であれば問題を解決して差し上げることが出来ないのです。
              それでもなお、「病気は治らなくても、真剣に対応してくれて、正しく診断してくれて、
              自分のことを一生懸命考えてもらえた。
              ここで診察を受けて良かった」と感じてもらうことが出来たら、
              私たち医師やスタッフはそれまでの疲れが吹っ飛んでしまうぐらい嬉しくなるのです。
              こちらの誠意が患者さんに伝わったとき、心がつながった気持ちになれるのです。

              (つづく)
              (その(3)はコチラ


              眼科かじわらアイ・ケア・クリニック

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              若いのに緑内障!でも前向きなYさん、頑張って!(1)「典型的な緑内障の眼底」

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                JUGEMテーマ:ありがとう 

                 Yさんは43歳の女性でこの近くの菊川にお住まいです。
                昨年
                3月に、コンタクトレンズを処方してほしいと当院に初めていらしたのですが、
                30歳検診の時に白内障があると言われてずっと気になっていたので、
                この機会に見てほしいと言うことでした。
                眼底を見た瞬間、私はゾッとしました。
                Yさんの視神経乳頭が深くえぐれるように陥凹していて、そこにあるべき血管が
                周辺部に押しやられ、全体の色が蒼白だったのです。

                 これは典型的な進行した緑内障の眼底像です
                (写真)
                早速、緑内障が疑われた場合に最も重要な「視野検査」を予約しました。
                また、白内障についても精密検査となりました。
                瞳の大きさを大きく広げる散瞳薬という検査用の点眼薬をして検査を行いましたが、
                幸い白内障については全く心配する必要はありませんでした。


                34688吉田洋子1/300.jpg34688吉田洋子2/300.jpg


                「進行していた視野障害」

                 視野検査の結果を見て、またしても気が重くなりました。
                予想通り、緑内障に特徴的な場所に暗点
                (視野がかけている部分)が存在したのです。
                特に左眼は中心
                10°の視野内部にまで進行しています。
                中心
                10°の視野とはどれくらいかというと、
                ちょうどトイレットペーパーの芯の円筒を通して見るくらいの狭い範囲です。
                かなり狭い範囲ですから、この中に見えない部分があれば誰でも気づくのでは?と
                お思いになるかもしれません。
                しかし、日常生活では視野の本当に中心近くまで障害が及ばないと
                自覚することが出来ません。

                  例えばこのブログを読んでいたとして、今、一つの文字を見つめてみて、
                その真上の文字が見えなければ大抵の人は異変に気づくはずです。
                しかし、通常は両眼でものを見ていますから、もう一方の目の全く同じ場所に
                異常がなければそれでも気づくことが出来ないことが往々にしてあります。
                もし良い方の目を隠して同じ事を行なった場合でも、
                2行上の一部の文字が見えないことに気づく人はほとんどいないはずです。
                従って、緑内障の人がもし自覚症状に気づいたら、
                そのとき病気は既に相当進行していると覚悟しなければなりません。

                 

                「見過ごされてしまうとは!」

                 Yさんは今まで長い間コンタクトレンズを使ってきたので、
                購入のたびに眼科を受診していたはずです。
                しかし、今まで緑内障とか眼底の異常について指摘されたことは一度も、
                「ただの一度も!!!」無いというのです。
                これは普通の眼科医にとっては信じがたい事実です。
                確かに中には紛らわしく見過ごされてしまう緑内障もたくさんあるにはありますが、
                Yさんの場合は、教科書に載せたいほどの典型的な眼底像です。
                少なくとも眼科医であれば「一度詳しい検査を」と助言できるはずですが、
                Yさんは、コンタクトレンズ処方を専門にしている眼科、
                いわゆる「コンタクト診療所」で形式的に診察を受けていただけなので、
                簡単な眼底検査すら省かれていた可能性もあるし、
                ひょっとしたら診察していたのは眼科のトレーニングを全く受けたことのない
                他の科の医師だったのかもしれません。

                  私は
                Yさんの気持ちを測りかねて、あまり突っ込んだ話はしていないのですが、
                どうして今まで発見が遅れたのかについては、ご本人から特段疑問の声は上がったことはありません。(つづく)
                (その(2)はコチラ





                眼科かじわらアイ・ケア・クリニック

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                目がゴロゴロ!異物シリーズ(1)

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                  2011.3.31(木) (院長)

                   

                   風の強い季節、目にゴミが入ると痛いですね。
                  でも、たいてい涙が洗い流してくれるのでまもなく痛みはなくなります。
                  でも異物によっては白目やまぶたの裏に刺さって、涙ではどうしても流れないことがあります。
                  特にまぶたの裏の結膜という組織は柔らかいスポンジの絨毯のような組織なので、
                  異物が埋まりやすく外れにくいのですが、鋭い異物だと刺さったうえに
                  さらに埋まり込んでしまうので、大変外れにくくなります。
                  今日はそんな異物を紹介しますので、皆さんもどうか注意してください。


                  角膜擦過傷異物&結膜

                             写真1                      写真2


                   Tさんは京島にお住まいの43歳、建築金物取付工をしています。
                  昨日
                  30日午後3時頃、サンダーで金属を削っていたところ鉄粉が左目に入りました。
                  6時頃からだんだん痛くなってきて、がまん出来なくなり、
                  その時点でまだ間に合う眼科はどこだと言うことで探したところ、
                  うちのみまだ診療時間だったと言うことで来院されました。


                  異物&摂子異物自身

                             写真3                     写真4


                   これは典型的な例ですが、瞼の裏などに異物が引っかかると、
                  瞬きのたびに角膜(黒目)をゴリゴリ擦ることになるので、
                  時間とともにに傷がたくさん増えて痛みが増してくるのです。
                  写真
                  1では角膜全体が写っていて(中央にぼんやりと瞳孔(瞳)が見えます)、
                  緑色の線はすべて異物による擦過傷です(痛そうでしょ)。
                  幸い角膜自体には刺さっていなかったので、上瞼をめくってみると、
                  写真2のように金属片が結膜組織のうえに乗っていました。
                  摂子でつまんで取ろうとしますが、予想通りただ単に上に乗っているだけではなくて
                  一部が埋まっていたので少し掘り起こすようにめくりあげて除去しました(写真3)。
                  除去した異物をよく見てみると(写真4)
                  、やはり非常に角張っていて
                  とげのような形状をしていました。
                  このような形のものは前述のようにただ単に埋まるだけでなく
                  刺さってしまうので、とても涙液による洗浄だけでは流れてゆかないのです。


                   金属を削ったり、たたいたり、溶接したりするときは、
                  必ず防護眼鏡をして行ってくださいね。
                  また、普段外を歩いていて風の強い日に目に入ってくる異物も、
                  涙で流れないようなら早めに眼科を受診するようにしてください。



                  眼科かじわらアイ・ケア・クリニック

                  東京都墨田区太平4−1−2
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                  花粉症は皮膚にも!治療は塗り薬です。

                  0
                    JUGEMテーマ:花粉症


                    2011.3.23() (院長)

                     

                    ビフォーアフター

                               初診時                     治療後一週間 


                     花粉症は目や鼻だけではないんです。
                    喉も痒い人いますよね。
                    私も
                    4年前、事もあろうにこの時期
                    杉林のまっただ中に突入する羽目になり、そのときは喉がむやみにかゆくて、
                    人知れず喉の奥の方を舌で掻いて(?)いました!
                    そのほか、耳も痒いという人もいますね。

                    今日ご紹介するのは皮膚の患者さんです。
                    上の写真の
                    Aさんは目と鼻に加えて、顔面にもたくさんの皮疹が出ていました。

                    通常、目の痒みは目頭と目の縁に一番強く出ます。
                    いずれも(皆さんははっきりと意識されていないでしょうが)
                    皮膚側ではなく粘膜側、つまりまぶたの内側です。
                    しかし人によっては目の周りの皮膚側にも痒みが出て、
                    皮膚の発赤が明らかな場合があります。
                    これはおそらくアレルギーに関係したサイトカインなどの物質を
                    たくさん含んだ涙液が皮膚側にあふれた結果だと思われますが、
                    その場合、花粉が直接皮膚に作用したのではなく、花粉アレルギーの結果、
                    涙液中に分泌された痒みを引き起こす成分が皮膚に作用していると考えられます。

                    しかし
                    Aさんの場合は、皮膚にも花粉などのアレルゲンに反応する細胞がいて
                    (目や鼻などの粘膜とは比較にならないほど普段はおとなしくしていますが)、
                    その細胞たちが花粉に直接反応していると思われます。

                    上の
                    Aさんのような場合は、点眼で目を治療しただけでは皮疹は治らないので、
                    内服薬と軟膏(塗り薬)を併用します。
                    上の写真右側は
                    1週間後の様子ですが、
                    Aさんによると、2日後にはほぼこの状態まで改善して
                    とても楽になったと言うことでした。

                     

                     花粉症については市販薬や予防グッズなどがたくさん売られていますが、
                    考えてみてください。
                    これら市販品はあくまで企業が利益目的に作って販売しているもので、
                    患者さんの悩みを解決することよりは企業利益を優先させた代物です。
                    一人で苦しんで(あるいは仲間うちで苦しんで)いろいろ惑わされるより、
                    正しい診断の下、最適の治療法を受けた方がどんなに楽か...
                    と思ってしまいます。。


                    眼科かじわらアイ・ケア・クリニック
                    東京都墨田区太平4−1−2
                    オリナスモール4F
                    〒130-0012
                    TEL&FAX 03-3626-1928

                    花粉症用のゴーグルを用意しました。大地震の後も風が強いですね。

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                      JUGEMテーマ:花粉症

                       
                      2011.3.16() (院長)

                       何もこんな時に...と思わずにいられませんが、3月も半ばを過ぎているというのに、東北地方は連日氷点下の寒さですね。被災者の皆さんには本当にお気の毒です。避難場所には電気もガスも灯油も不足していて、「寒さが一番堪えている」という声が多いようです。地震当日帰宅難民になった私も、ダウンジャケットに厚手のズボンをはいていたにもかかわらず、車中で凍えながら寝ていましたが、東京でも明け方にはあんなに寒いのですから、東北ではさぞかしと思います。都内でもガゾリンが手に入りにくい状況ですが、どうか今はみんなで我慢して被災地域にガソリン、灯油、重油が届けられるようにしたいものです。


                       冬型の気圧配置のせいか、毎日風もとても強いですね。花粉症の私には辛い状況ですが、同じ悩みの方も多いと思います。クリニックに花粉症用のゴーグルを用意しました。通常の眼鏡では隙間が多くて花粉は防げませんが、ゴーグル型であれば目の痒みに対して大きな威力があります。ただこの手の製品は機能重視であり、見た目に陳腐なものや派手すぎるものが多いので、自分自身が使用する事をためらっていました(と言うことは患者さんに勧めることにも躊躇していました)。しかし今回、自分でも使って見たいという製品を見つけ、実際に取り寄せて試してみたところ、非常に使い心地がいいのでクリニックで販売することにしました。早速何人かの患者さんが購入してゆかれました。マスクとともに、まずは花粉というアレルゲン(アレルギーの原因物質)を出来る限り遠ざけることが予防の第一です。


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